2019年に渋谷109の店舗をリニューアルしたばかりのCECIL McBEE(セシルマクビー)でしたが、2021年2月までに全店閉店となることを発表しました。
この記事では詳細をまとめています。
ギャルブームの象徴的存在であったセシルマクビー
1990年代のギャルブームに一世を風靡したセシルマクビー。大人っぽくてちょっとセクシーなブランドで、ギャルの間で人気を集めていました。
セシルマクビーの全盛期に女子高生だったアラサーの女性にとっては、非常に記憶に残っているブランドではないでしょうか。当時の女子中学生・女子高生はこの店の洋服を着ていましたし、ショップバッグを学校に持ちこんでいた女の子も多かったです。ギャルに受けたため売り上げもかなり好調でした。
ジャパンイマジネーションは、10代から20代の女性向けブランドを持ち、とくにギャル系ブランドの「CECIL McBEE」は、1990年代に人気ブランドに成長。2007年1月期には売上高242億2,482万円をあげていた。
https://blogos.com/article/472509/
セシルマクビーの閉店のニュースが出るやいなや、ツイッターにトレンド入り。たくさんの女性たちがかつての思い出を投稿していました。
このようなことからも、その人気の高さが伺えます。
低迷期
しかし、ギャルブームが終わりこのブランドを支持していた層がいなくなると、売上は減少傾向にあったようです。
確かに、今やショッピングセンターなどでもセシルマクビーの店舗を見かけなくなりました。今時の若い女性が着ているイメージもなかったですね。ブームはかなり下火だったようです。
ブーム一巡後は、「CECIL McBEE」のリブランディングや新しいブランドの開設、ECサイト販売の強化を進めたが、売上減に歯止めがかからず、2020年2月期の売上高は121億1,200万円にとどまった。2015年1月期から決算期変更含め7期連続の最終赤字が続き、100億円以上あった純資産額が2020年2月期には58億6,100万円まで減少していた。
https://blogos.com/article/472509/
会社の方でも、ネット通販を強化したり、新しいブランドを立ち上げたりと、売り上げの減少を食い止めるために様々な取り組みをされていたようですが、結局どれも思うように行かなかったようです。
さらに、もともと経営状態の悪かったところに新型コロナの流行が追い打ちをかけた形となりました。臨時営業や営業時間の短縮などが影響し、売り上げは前年比の60%以上も減少していたとのこと。このような背景から、店舗を閉める決断をしました。
今後の展開
今後、セシルマクビーの店舗は2021年の2月までに全店閉店する予定です。
もう買えなってしまう思うと、なんだか寂しいものですね。
最後に洋服を買っておきたい!という方はネット通販や店舗などでまだ購入することができますよ。
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